新刊

同型鏡と倭の五王の時代

著者 辻田 淳一郎
ジャンル 考古学 > 古墳・歴史時代
出版年月日 2018/03/31
ISBN 9784886217899
判型・ページ数 A5・566ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 在庫あり
国内外の同型鏡資料を悉皆調査するなかで、鈕孔製作技術と断面形態に着目した著者は、新たな視点から系統論の再検証を試みる。鈕孔形態および断面に関する写真・実測図を多数掲載し、銅鏡の分析を通して見える5・6世紀の東アジア像を追究する。
序章 銅鏡研究を媒介とした5・6世紀の東アジア史の可能性

   1.同型鏡をめぐる諸問題
   2.文献史学の成果と考古学との接合:古代国家形成過程の観点から
   3.本書の課題

第1章 同型鏡群に関する研究動向と問題の所在

   1.同型鏡群と関連鏡群をめぐる研究史
   2.問題の所在

第2章 同型鏡と関連鏡群の系譜と製作技術

 第1節 同型鏡群の原鏡の系譜と鈕孔製作技術
   1.同型鏡群の資料と特徴
   2.同型鏡群の原鏡の年代観と系譜
   3.同型鏡群の鈕孔製作技術
   4.小結:同型鏡群の系譜と製作技術における「限定性」

 第2節 画文帯環状乳神獣鏡Aの系譜と製作技術
   1.画文帯環状乳神獣鏡Aについての先行研究と検討課題
   2.分析
   3.小結:鈕孔からみた画文帯環状乳神獣鏡Aの製作技術

 第3節 各種同型鏡の系譜と製作技術
   1.方格規矩四神鏡
   2.細線式獣帯鏡A
   3.細線式獣帯鏡B
   4.細線式獣帯鏡C
   5.細線式獣帯鏡D
   6.細線式獣帯鏡E
   7.浮彫式獣帯鏡A
   8.浮彫式獣帯鏡B
   9.浮彫式獣帯鏡C
   10.浮彫式獣帯鏡D
   11.浮彫式獣帯鏡E
   12.盤龍鏡
   13.神人龍虎画象鏡
   14.神人歌舞画象鏡
   15.神人車馬画象鏡
   16.神獣車馬画象鏡(二神龍虎車馬画象鏡)
   17.画文帯環状乳神獣鏡B
   18.画文帯環状乳神獣鏡C
   19.画文帯環状乳神獣鏡D
   20.求心式神獣鏡
   21.画文帯対置式神獣鏡
   22.画文帯同向式神獣鏡A
   23.画文帯同向式神獣鏡B
   24.画文帯同向式神獣鏡C
   25.画文帯仏獣鏡A
   26.画文帯仏獣鏡B
   27.八鳳鏡
   28.それ以外の関連資料
   29.踏み返し時における改変事例の技術的特徴
   30.小結:同型鏡群の製作技術と生産の具体相

 第4節 建武五年銘画文帯神獣鏡の文様と製作技術(付・補論)
   1.問題の所在
   2.建武五年銘鏡の文様と製作技術
   3.渡邊晁啓氏旧蔵画文帯同向式神獣鏡の検討
   4.考察
   5.補論1:ROM鏡の観察結果と久保惣鏡との関係について
   6.補論2:建武五年銘鏡と同型鏡群の鉛同位体比
   7.小結:建武五年銘鏡に関する今後の検討課題

 第5節 5世紀における同型鏡群の生産とその背景
     ―南朝における銅鏡生産の実態と尚方―
   1.同型鏡群の生産における大陸・南朝の事情
   2.同型鏡群の「生産体制」とその実態
   3.同型鏡群の生産・流通における列島社会との関係
   4.小結:同型鏡群の生産と背景をめぐる暫定的結論
 
第3章 古墳時代中・後期における倭製鏡の変遷と系譜

 第1節 中・後期倭製鏡の分類・編年と中・後期古墳の編年基準
   1.問題の所在:倭製鏡の変遷観と同型鏡群との関係
   2.中・後期倭製鏡の諸系列
   3.中・後期倭製鏡の編年と中・後期古墳の編年基準

 第2節 同型鏡群と倭製鏡の関係
    ―古墳時代中期後半~後期における大型倭製鏡の製作とその意義―
   1.問題の所在
   2.日吉矢上鏡群の分析
   3.中・後期倭製鏡における大型鏡生産の2つの画期
   4.考察:古墳時代中期後半~後期における大型倭製鏡の製作とその意義
   5.小結:中・後期倭製鏡の変遷とその意義

第4章 古墳時代中・後期における同型鏡群の授受とその意義

 第1節 同型鏡群の授受からみた古墳時代における参向型授受の2つの形態
   1.同型鏡群の拡散時期と授受の具体相
   2.同型鏡群の授受とその意義―古墳時代における参向型授受の2つの形態―
   3.小結:同型鏡群の授受とその意義

 第2節 列島・半島南部地域における同型鏡群・倭製鏡の分布とその背景
   1.列島各地における同型鏡と倭製鏡の分布
   2.半島南部における同型鏡と倭製鏡の分布
   3.小結:列島・半島南部出土鏡の分布とその特質

第5章 同型鏡と倭の五王の時代をめぐる諸問題

 第1節 同型鏡群と倭製鏡に関する現象の整理と本章の課題
   1.現象の整理
   2.本章の課題

 第2節 東アジアにおける同型鏡群の出現・展開とその意義
   1.同型鏡群の出現とその背景:倭の五王の遣使と大陸の事情
   2.同型鏡群・倭製鏡の授受とその背景:参向型2類の意義
   3.朝鮮半島南部地域をめぐる5世紀末~6世紀前半の国際情勢と同型鏡群
   4.列島の古代国家形成過程における同型鏡群・倭製鏡とその意義

終章 5・6世紀の東アジア史における同型鏡の意義

参考文献
挿図出典
あとがき

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