「物質性」の人類学

世界は物質の流れの中にある

著者 古谷 嘉章
関 雄二
佐々木 重洋
ジャンル 考古学 > 総論
出版年月日 2017/03/15
ISBN 9784886217554
判型・ページ数 A5・250ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり

インターネットをはじめとするテクノロジーの革新により、仮想現実が蔓延し、世界と人間のあり方は急速に変化しているいま、物性・感覚性・存在論を内包する「物質性」という問題に、考古学・文化人類学・美術史学の論客が正面から挑み、世界とその中で生きる人間のあり方の根幹を明るみに出す、人類学の新しい挑戦。

 

執筆者紹介(五十音順、◎は編者)

 

秋山 聰(あきやま あきら)

現職 東京大学大学院人文社会系研究科教授

専門分野 美術史学

主な業績 『デューラーと名声 芸術家のイメージ形成』(中央公論美術出版、二〇〇一年)。『聖遺物崇敬の心性史―西洋中世の聖性と造形』(講談社選書メチエ、二〇〇九年)。『人文知2:死者との対話』(野崎歓との共編、東京大学出版会、二〇一四年)。

 

鏡味治也(かがみ はるや)

現職 金沢大学人間社会研究域人間科学系教授

専門分野 文化人類学

主な業績 『政策文化の人類学』(世界思想社、二〇〇〇年)。『バリ島の小さな村で』(洋泉社、二〇〇四年)。『キーコンセプト 文化』(世界思想社、二〇一〇年)。

 

◎佐々木重洋(ささき しげひろ)

現職 名古屋大学文学研究科教授

専門分野 文化人類学

主な業績 『仮面パフォーマンスの人類学:アフリカ、豹の森の仮面文化と近代』(世界思想社 二〇〇〇年)。「感性という領域への接近―ドイツ美学の問題提起から感性を扱う民族誌へ」『文化人類学』七三巻二号、二〇〇―二二〇頁(二〇〇八年)。「E-Pと人類学的思考の歴史」『文化人類学』八〇巻二号、二四二―二六二頁(二〇一五年)。

 

◎関 雄二(せき ゆうじ)

現職 国立民族学博物館先端人類科学研究部教授

専門分野 アンデス考古学・文化人類学

主な業績 『アンデスの文化遺産を活かす―考古学者と盗掘者の対話』(臨川書店、二〇一四年)。『アンデスの考古学 改訂版』(同成社、二〇一〇年)。『古代アンデス 権力の考古学』(京都大学学術出版会、二〇〇六年)。

 

出口 顯(でぐち あきら)

現職 島根大学副学長、法文学部教授

専門分野 文化人類学

主な業績 『名前のアルケオロジー』(紀伊國屋書店、一九九五年)。『神話論理の思想 レヴィ=ストロースとその双子たち』(みすず書房、二〇一一年)。『レヴィ=ストロース まなざしの構造主義』(河出書房新社、二〇一二年)。

 

◎古谷嘉章(ふるやよしあき)

現職 九州大学大学院比較社会文化研究院教授 

専門分野 文化人類学

主な業績 『異種混淆の近代と人類学』(人文書院、二〇〇一年)。『憑依と語り』(九州大学出版会、二〇〇三年)。ジェイムズ・クリフォード『文化の窮状』(共訳、人文書院、二〇〇三年)。

 

松本直子(まつもと なおこ)

現職 岡山大学大学院社会文化科学研究科教授

専門分野 考古学

主な業績 『認知考古学の理論と実践的研究―縄文から弥生への社会・文化変化のプロセス―』(九州大学出版会、二〇〇〇年)。『認知考古学とは何か』(共編著、青木書店、二〇〇三年)。『縄文のムラと社会』(岩波書店、二〇〇五年)。

 

溝口孝司(みぞぐち こうじ)

現職 九州大学大学院比較社会文化研究院教授

専門分野 社会考古学

主な業績 An Archaeological History of Japan, 30,000 B.C. to A.D. 700 (University of Pennsylvania Press, 2002). Archaeology, Society and Identity in Modern Japan (Cambridge University Press, 2006). The Archaeology of Japan: from the Earliest Rice Farming Villages to the Rise of the State (Cambridge University Press, 2013).

プロローグ 物質性を人類学する   古谷嘉章

第Ⅰ部 世界は人間にとってどのような条件か【物性の問題系】
 第一章 アンデスの神殿に刻まれた人間とモノの関係  関 雄二 
 第二章 モノの考古学的研究――世界の未規定性・不確定性の縮減媒体としてのモノ研究の観点から  溝口孝司 
 第三章 縄文土器と世界観  松本直子 

第Ⅱ部 人間は世界をどのように体験し、どのように働きかけるのか【感覚性の問題系】
 第四章 動く像――キリスト教中世における像の生動化をめぐって  秋山 聰 
 第五章 モノとして見た人間と世界――バリ島の事例から  鏡味治也 
 第六章 仮面を介して感知する世界、仮面を介さず感知する世界  佐々木重洋

第Ⅲ部 人間はどのような世界に住んでいるのか【存在論の問題系】
 第七章 建てることと住むこと――住居の物質性の研究のために    出口 顯
 第八章 世界の多貌性とシャーマンの変身――Multiple Views of the Worlds and Shamanic Transformations 古谷嘉章

エピローグ 物質性の人類学の可能性  関 雄二

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