オンデマンドブックの刊行を開始します! - 2023.06.12
古代寺院造営の考古学
南山城における仏教の受容と展開
京都府南部地域の仏教遺跡を対象として「国家仏教」と「氏族仏教」の相克を丹念に追究。当該地での仏教文化の受容と展開の実相に迫る。
第1章 椿井大塚山古墳と歴史認識
第1節 椿井大塚山古墳と三角縁神獣鏡
第2節 椿井大塚山古墳の被葬者像
第3節 椿井大塚山古墳での二つの祭祀痕跡
第2章 古墳と古代氏族と仏教文化
第1節 南山城における横穴式石室の導入と展開
第2節 南山城における古墳と寺院造営氏族
第3節 仏教文化受容の痕跡
第4節 高句麗移民の痕跡
第3章 伽藍造営の伝播
第1節 7世紀の伽藍配置
第2節 南山城における伽藍造営の伝播
第3節 蟹満寺と丈六金銅仏の謎
第4節 白鳳の山林寺院 山瀧寺
第4章 二つの都城と古代寺院
第1節 恭仁宮と京の実態
第2節 恭仁宮大極殿施入前の山背国分寺
第3節 山背における播磨国府系瓦出土の背景
第4節 橘諸兄と井手寺の造営
第5章 国家仏教の変質
第1節 日本霊異記と山寺
第2節 神仏習合の寺院
第3節 南山城における平安初期古瓦の様相
第4節 山背画師と高麗寺跡出土観世音菩薩像線刻平瓦
終 章 考古学からみた「国家仏教」の本質