オンデマンドブックの刊行を開始します! - 2023.06.12
古代九州と東アジアⅠ
九州と東アジアを拠点とし、豊富な現地調査と緻密な研究を積み重ねた著者の多年にわたる研究の集大成。弥生・古墳時代研究の成果、三九編を収録。
第1部 弥生時代
稲作の開始と遠賀川式土器/北部九州の弥生建築/弥生文化と日韓交渉/北部九州の墓制/弥生時代墳丘墓の出現―佐賀県・吉野ヶ里墳丘墓をめぐって―/奴国の首都須玖岡本遺跡/吉野ヶ里遺跡の源流と弥生社会/北部九州の首長墓とクニグニ/北九州沿海地域の弥生青銅武器―中期前半墳墓の性格をめぐって―/「一鋳式銅剣」覚書/国産銅戈の出現―新出の細形銅戈鋳型をめぐって―/漢式銅鏃覚書/銅鐸の出現/宇木汲田出土環頭銅舌考/日韓の出土五銖銭/沖縄の「弥生時代」と外来遺物
第2部 古墳時代
古墳伝播の道/古墳文化期における日韓交渉―倭と百済・伽耶・新羅―/韓国の前方後円形墳―研究史的展望と課題―/百済古墳文化と北部九州―とくに横穴式石室について―/5世紀代北部九州の古墳文化―とくに横穴式石室の導入とその背景―/古墳時代の海上交通―対外交渉を中心に―/筑前国志麻(嶋)郡の古墳文化―福岡市元岡所在古墳群の歴史的評価―/古代の沖ノ島祭祀と宗像/韓国竹幕洞祭祀遺跡と古代祭祀―とくに倭系祭祀遺物について―/八女古墳群における石人―その変遷と葬祭儀礼とのかかわり―/筑紫君磐井の乱と火(肥)君/「豊国」の装飾古墳/五郎山古墳の装飾壁画/装飾古墳にみる大陸系画題/埴輪と装飾古墳にみる古代船/須恵器文化の形成と日韓交渉・総説編―西日本初期須恵器の成立をめぐって―/対馬・矢立山古墳群の歴史的位置―史跡整備のために―/東十郎古墳群の終焉と骨蔵器型須恵器/百済武寧王陵文物をめぐる東アジア世界/武寧王陵誌石と王室喪葬儀礼/武寧王陵鏡・綿貫観音山鏡との出会い/参考・重要遺跡解説