オンデマンドブックの刊行を開始します! - 2023.06.12
沖縄学事始め
沖縄本島や宮古諸島、八重山諸島など、その地域に伝わる神話や風習などを現地体験にもとづいて探索し、独自に培ってきた文化の本質やその生死観に迫る。生きた「沖縄」を知るための最適の解説書。
1 浦添・首里(ようどれの檳榔樹/玉御殿〔玉陵〕ともうひとつの王陵/幻の首里城/首里城の護りを固める/首里城のジュゴン/海を渡ったジュゴン/平安名のパーパーターシンカ)
2 本島山原地域(産屋のこと/ウガヤフキアエズ)
3 久高島(五穀の起源/島建て神話/天の子種/他界に通じる井戸)
4 津堅島(中城湾を巡る攻防/ウルマンツァー/初起し―津堅島の正月―/マータンコー)
5 粟国島・慶留間島(マースウヤー―塩売りと神のくる道―)
第2章 宮古諸島から
1 宮古島狩俣(石壁で囲まれた村/ムトゥ屋群と始祖神話/瀬戸崎の崖葬墓)
2 池間島(天に昇る道/アラドゥクル/神の審判はあったのか/オハルズウタキとミヤークヅツ/忘れられた集落)
3 多良間島(ポーグで守られた島/ウプメーカー―積み石墓―/ピディリとウスビラ、ヒーラ/月と不死―ロシアの民俗学者 N・ネフスキー―/ウプリ―虫送り―/アキイバライ〔秋払い〕)
4 伊良部島(アクマガマ/通り池と牧村の滅亡)
第3章 八重山諸島から
1 竹富島(島の創成/ニーラン石と海上の神の道/病魔も海からやってくる/サーラ田伝承/ヤギを屠るを手伝う)
2 波照間島(壷を祀る村/西表島と対峙する石獅子/南の島に見果てぬ夢を見る/スサレロ―死者への唱えごと―/アラントゥワー)
3 西表島(イノシシの下顎骨を祀る)
第4章 沖縄全般にかかわること(フーフダ―沖縄の呪術―/石切り海岸―ビーチロックに残された遺跡―/沖縄水事情/アダンの荷車/貝の呪術/家を焼く/家を通る神、畑の神/魚垣と養殖)
第5章 島に生きる―沖縄の生死観―(もの言う牛/良い死・悪い死/島に生きる―沖縄の生死観―)