オンデマンドブックの刊行を開始します! - 2023.06.12
ハンセン病者の軌跡
かつての「隔離政策」ゆえに社会から切り離され、青森県松丘保養園ほか、各地の施設に収容された人たちの聴き書きを中心に、彼らの歩んだ過酷な人生を描き出す。
北部保養院の開設/「療養所視察報告」にみる北部保養院/患者をめぐる相克/中條資俊院長の営み/患者の相貌/生活の諸相/心の糧を求めて/今問われているもの
第2章 聴き書き ハンセン病者として生きて
「果たせなかった社会復帰」中村きみ子/「松丘保養園に生きた半生」滝田十和男/「悪法というが命は救われた」菊池正實/「文学に生きる支えを求めて」国本衛/「青年学級の制服を着て」M・I/「手錠をかけられての強制収容」金子保志/「道南から群馬県草津栗生楽泉園への収容」山中富江/「高知県から青森県へ」田中春男/「『らい予防法』に奪われた人生」桂田博祥/「ハンセン病患者として生きた私の半生」佐々洋子
第3章 ハンセン病と共に―元国立療養所松丘保養園園長荒川巌の歩み―