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縄文時代の考古学 11
心と信仰
宗教的観念と社会秩序
祭祀の道具である土偶や石製品、モニュメントとしての環状列石など、縄文時代の宗教的諸事実にアプローチし、縄文人の宗教的観念を探る。
2 まつりの道具 土偶の多様性〔原田昌幸〕/土偶の社会的意味機能―縄文終末から弥生前半における象徴的歴史観―〔阿部友寿〕/遮光器土偶〔金子昭彦〕/岩偶(晩期)〔稲野裕介〕/省略形土偶〔伊藤正人〕/仮面―遺跡における組成論―〔磯前順一〕/石棒〔鈴木素行〕/刀剣形石製品〔後藤信祐〕/石冠とその類品〔西脇対名夫〕/後期岩版類〔長田友也〕
3 モニュメント 環状列石の造営〔宮尾亨〕/環状列石(東北・北海道地方)〔小林克〕/環状列石(関東・中部地方)〔石坂茂〕/環状木柱列〔西野秀和〕/大規模記念物と二至二分〔太田原(川口)潤〕
4 宗教的観念 他界観念〔丹羽佑一〕/祖先祭祀〔谷口康浩〕/宗教的観念の発達過程(比較文化論)〔松本直子〕/屋内祭祀の性格〔山本暉久〕/物語性文様―縄文中期の人獣土器論―〔小杉康〕
5 文化移行期の祭祀 縄文―弥生移行期における祭祀と変化〔小林青樹〕/縄文―弥生移行期における祭祀と変化(九州)〔大坪志子〕/縄文―弥生移行期の大型石棒祭祀〔中村豊〕